チャン・チェン(張震、Chang Chen)
王家の肖像 > cast >トニー・レオンと同じく目で語ることができる、説得的なポーカーフェイスがウリの台湾俳優。
1976年10月14日、台湾・台北に生まれる。他ワンのベテラン俳優、チャン・クォチューの次男として、幼い頃から撮影現場を遊び場にして育った。
91年に台湾のニューウェーブの旗手エドワード・ヤン監督の目に留まり『牯嶺街少年殺人事件』(日本未公開;クーリンチェ少年殺人事件)の主演デビューとなり、父と一緒に出演した。その後は、同監督の『カップルズ』(96)で、フランスの若手女優ヴィルジニー・ルドワイヤンと共演。翌97年には『ブエノスアイレス』で初めてウォン・カーウァイ作品に登場した。
2年の兵役を経て、アカデミー賞外国語映画賞に輝いたアン・リー監督のアクション大作『グリーン・デスティニー』(00)で映画に復帰。この作品では、チャン・ツーイー扮するイェンに熱い思いを寄せる盗賊のリーダーを演じ、世界的に有名になった。また、ウォン・カーウァイ製作の『地下鉄』(03;日本未公開)にも出演している。
ウォン・カーウァイ作品
『ブエノスアイレス』ではチャンの名で出演し、ファイ(トニー・レオン)と年を隔てた親友になった。配役では生まれつき視力が弱いとファイに話すシーンがあり、この作品では「聴覚」にこだわった点が印象的。また、ファイが故郷へ帰る直前に、チャンは独り南米最南端のエクレルール灯台へ旅するが、その絶景は『ブエノスアイレス』の有名なシーンとして語られた。
『2046』では、トニー・レオン並に目で語ることのできる眼力で、二役のカリーナ・ラウを二役とも殺してしまった。そのうち、アンドロイドの方のカリーナは涙数滴で仕留めている。この作品頃からチャン・チェンは貫禄を増し、手の役割をクローズアップさせた『若き仕立屋の恋』で、コン・リー相手に一途な愛を捧げる仕立屋職人を見事に演じた。
