ミシェル・リー(李嘉欣、Michelle Reis、Michele Li)
王家の肖像 > cast >普段は貞淑で気品に満ちた役柄の多いミス香港。でもウォン・カーウァイの手に掛かれば、殺し屋のエージェントとして殺伐と暮らし、毎晩オナニーまでしてしまう。
1970年6月20日、香港に生まれる。父はポルトガル系オランダ人で、母は上海人。88年にミス香港と、ミス中国インターナショナルに選ばれ、芸能界に入った。CMやモデルをやる傍らで、TVB系テレビの『原振侠』『花月佳期』などのドラマに出演し注目されはじめた。
90年にゴールデン・ハーヴェスト社の『救命宣言』(未)で映画デビュー。同年、チン・シュウ・タン監督、彼女の尊敬するツイ・ハーク製作による『チャイニーズ・ゴースト・ストーリー2』でジョイ・ウォンの妹役を演じ、フランス人形のような綺麗さが受けた。この作品には他にレスリー・チャンやジャッキー・チャンらも参加している。また、この作品以外にも『スウォーズマン-女神伝説の章』(92)、『格闘飛龍-方世玉』(92)でエキゾチックな美貌が話題になった。
2000年には、三池崇史監督の『漂流街』に出演、翌01年には『真夜中まで』で真田広之と共演した。将来は歌手や舞台にも進出したいとのこと。日本では、資生堂ピエヌの化粧品のCMに、ケリー・チャンや緒川たまきと一緒に出た。
ウォン・カーウァイ作品
92年の『格闘飛龍-方世玉』以後、さまざまなジャンルの映画に出演したが、なかでも異色なのがウォン・カーウァイ監督の『天使の涙』。ミシェル・リーは殺し屋のレオン・ライに殺人の仕事を紹介するエージェントとして登場。レザーの上下に網タイツ、煙草をバンバン吸って、殺しの仕事の合間には一人で虚しくオナニーをするといったように、これまでの役柄にはない、都市的に荒んだ女を演じた。しかし、撮影の予習に『パルプ・フィクション』のビデオを渡し、ユマ・サーマン扮するマフィアの女から何かを学んで欲しいと考えたウォン・カーウァイ監督の評価は「ただの物まね」という厳しいものだった。
