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トニー・レオン(梁朝偉、Tony Leung Chiu Wai)

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アクション系以外で世界に名を馳せた香港の貴重な映画スター。歌手としてアルバムもリリース。ウォン・カーウァイ作品では最多出演を誇る常連で、トニー・レオンに対するウォン監督の評価は「目だけで語れる男」。

トニー・レオン1962年6月27日、中国・広東省に生まれる。友達のチャウ・シンチーに誘われ、18歳でTVBの俳優養成所に入る。卒業後は、数多くのテレビドラマで人気を博す。恋人のカリーナ・ラウは1期後輩にあたる。

80年代に映画界へ転身。デビュー作は83年の『瘋狂83』。86年スタンリー・クワン監督の『チョウ・ユンファの地下情~追いつめられた殺意~』で注目され、87年には『野獣たちの掟』では、初めて香港電影金像奨・助演男優賞を受賞。89年ホウ・シャオシェン監督の『非情都市』で青年役を演じた後、同年『風にバラは散った』で香港金像奨・男優賞を再び受賞、実力を決定づけた。

ウォン・カーウァイ作品

90年の『欲望の翼』以降は、ウォン・カーウァイ作品の常連となり、フェイ・ウォンとの共演で話題を呼んだ『恋する惑星』(94)では、台湾金馬奨と香港電影金像奨で最優秀主演男優賞を受賞。ウォン・カーウァイ監督作品では初出演となった『欲望の翼』だが、この作品では、表情だけでなく身体で演技することを監督から学んだと、後日談で感謝していた。ウォン監督はトニー・レオンに対し「目だけで語れる男」として評価、監督の信頼は厚い。『楽園の瑕』(94)では意外にも盲目の剣士として登場したが、無数の敵を切り倒す強さを相変わらず目で語っていた。

90年代後半以後も躍進は続く。ウォン・カーウァイ監督作品だけに絞ると、まず、現地到着後に本当の配役を知らされるという、本人にとってはハプニングなクランクインとなった『ブエノスアイレス』(97)で高い評価を得た。次いで00年の『花様年華』では、ベッドシーンはおろか、接触の場面は手をつなぐ以外に一切なかったにも関わらず、官能的な愛をマギー・チャンとともに申し分なく演じ、カンヌ国際映画祭・最優秀男優賞を受賞。続編の性格もある04年の『2046』では、前作と同じ作家チャウの「その後」として、チャン・ツーイー、コン・リー、フェイ・ウォン、カリーナ・ラウと様々な恋愛関係を演じた。



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