ブリジット・リン(林青霞、Brigitte Lin)

出演作品

恋する惑星楽園の瑕

男装の麗人として知られ、チャンバラでは、力強い目線と男勝りの貫禄でひたすら切り倒す超有名美人女優。ウォン・カーウァイにあっては『恋する惑星』で始終サングラスをかけることとなったが。

ウォン・カーウァイ作品

94年には『恋する惑星』『楽園の瑕』などに出演し、ウォン・カーウァイ作品に初登場。彼の時代劇『楽園の瑕』では物語の鍵を握る重要な一人二役を演じ、2年前の『ドラゴン・イン-新龍門客棧』のレオン・カーファイ、マギー・チャンと再共演した。また『恋する惑星』では、金髪頭の麻薬運び人として出演、最後までサングラスを付けたまま独特な雰囲気を醸し出した。しかし、この94年、40歳で実業家のマイケル・イングと結婚、女児をもうけて映画界から引退した。彼女の映画出演数は100を超えている(台湾映画・香港映画の比率は半々)。

経歴

1954年11月3日、台湾で生まれる。幼少期は、Jia Yi 州の Da Ning にある退役兵たちのコミュニティーで暮らした。後に台北へ移住し、地元の北京金陵女子高校女子校で高校時代を過ごした後、73年にスカウトされ、両親の反対を押し切り、映画デビュー。

最初の映画は、同年のソン・ツンショウ監督『窗外』で主役。次いで半年後の74年、同監督『古鏡幽魂』では主役を引き受け、キュートかつ艶やかな妖怪の素素を演じた。デビュー当初のこの頃は、台湾文芸映画のヒロインとして、年間10本前後の映画に出演している。なお、70年代の台湾で(ブリジット・リン、林鳳嬌、秦祥林とともに)「二秦二林」と並び称された俳優チン・ハン(秦漢)との共演が多く、『窗外』をはじめ『我是一片雲』(76)、『晨霧』(78)、『彩霞満天/彩霞滿天』(79)、『金箋花/金盞花』(80)、『温馨在我心』(??)などと続いた。ところが、妻子あるチン・ハンとはプライベートでも恋仲になり、やがてチン・ハンの妻を巻き込んだ形で破局。後に一時的に引退してアメリカに留学した。

80年代初頭には、有名な香港の映画俳優チャーリー・チンと婚約するが、4年間の恋は実らず、帰国後、香港ニューウェーブの監督たちの作品を中心に、香港映画で再デビューした。83年の『蜀山奇傳-天空の剣』で実力を見せつけ、85年には、ジャッキー・チェン監督の『ポリス・ストーリー-香港国際警察』(85)でアクションに初挑戦し、香港電影金像奨・主演女優賞にノミネートされた。翌86年には『北京オペラブルース』で革命に身を投じる男装の麗人を演じ、90年の『レッド・ダスト』ではチン・ハンやマギー・チャンと共演し、台湾金馬奨・主演女優賞をゲット。91年には、舞台で演じたこともある『暗戀桃花源』の映画化でも主役を引き受け、安心した演技力を示した。

92年の『ドラゴン・イン-新龍門客棧』では、レオン・カーファイやマギー・チャンらと共演。男装の剣士として見事なチャンバラを演じている。やがて、ツイ・ハークがブリジット・リンに関心をもち『スウォーズマン-女神伝説の章』(93)でアジア(東方)最強の女剣士として起用。彼女はツイ・ハークの期待に応え、香港映画界に莫大な金をもたらし、自身も世界中で有名な女優となった。これを機に、93年・94年と、再び出演ラッシュが続いた。93年『キラーウルフ-白髪魔女伝』(白髪魔女伝)ではレスリー・チャンと共演。

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