ウィリアム・チャン
張叔平、William Cheung Suk-Ping
ウォン・カーウァイ作品
87年、ウォン・カーウァイが脚本を担当した『最後勝利』で知り合う。以後、ウォン・カーウァイのデビュー作『いますぐ抱きしめたい』から『2046』(04)まで、すべて美術を担当してきた。『いますぐ抱きしめたい』ではマギー・チャンの恋人である医師として出演もし、ノークレジットだが編集にも参加。『楽園の瑕』(94)では編集も担当し、『花様年華』(00)では、マギー・チャンの11着に及ぶ旗袍をはじめ、衣装・デザインも担当した。香港を代表する美術監督でもあるウィリアム・チャンは、上記のようにウォン・カーウァイ全作品で、美術・衣装・編集をはじめ全般的に関わる最重要なパートナーの一人。ブリジット・リンが唯一安心できる衣裳担当としても知られる。
受賞は、『ブエノスアイレス』と『花様年華』を除き、香港金像奨・美術衣裳賞、台湾金馬奨・美術衣裳賞を受賞。さらに、94年の香港金像奨では、『恋する惑星』で編集賞、『楽園の瑕』で美術・衣裳賞をダブル受賞する快挙。また『花様年華』ではクリストファー・ドイルとともに、カンヌ国際映画祭高等技術院賞を受賞。
経歴
1953年11月12日、江蘇省に生まれる。
香港ニューウェーブの先駆者と呼ばれるセシール・タンの『十三不塔』『暴発戸』で美術・助監督を担当した後、カナダのバンクーバー・スクール・オブ・アーツで3年勉強した。帰国後、ツイ・ハーク『蜀山奇傳-天空の剣』、スタンリー・クワン『地下情-追いつめられた殺意』などで美術を担当。特に、パトリック・タムの作品にはほとんど参加している。
90年代には、ツイ・ハークの『バタフライ・ラヴァーズ』(94)、衣装・デザインでは、ロニー・ユー監督、レスリー・チャン主演の『夜半歌聲-逢いたくて、逢えなくて』(95)、チェン・カイコー監督、コン・リー主演の『風月』(花の影)(96)など。また、ジャン・ラム監督の『天空小説』(96)のプロデュースをはじめ、CDジャケットのデザイン、コンサートツアーのビジュアル・ディレクターを務めるなど、多方面で活躍している。
参加映画
スウォーズマン-女神伝説の章(92)、暗戀桃花源(92)、スウォーズマン-女神復活の章(93)、青蛇転生(93)、天空小説(95)、花の影(96)

