作品紹介
監督作品のキャスト紹介、みどころや舞台裏の話、受賞・関連リンク・関連商品などのデータを紹介しています。
監督作品
いますぐ抱きしめたい(1988年、香港) 原題:旺角卡門/英題:As Tears go by
足を洗いたがっているチンピラが、度重なる弟分の失態に振り回される一方で、遠縁の女性と仄かな恋に落ちる。暴力と恋という状況設定やそれらの行く末はワンパターンだが、手探りで人生の目標を探そうと必死になっているキャストたちが若々しい。
欲望の翼(1990年、香港) 原題:阿飛正傳/英題:Days of Being Wild
人生の不安や都会生活の退廃感を打開すべく、自分勝手な主人公ヨディと彼を憎みきれない友達4人がエネルギッシュに動き回る。前半と後半でテンポや磁場が大きく変わる地殻変動が心地よく、キャストたちの表情や言動がとても活き活きしている。
恋する惑星(1994年、香港) 原題:重慶森林/英題:Chungking Express
麻薬運び屋、二人の警官、ウェイトレスとスチュワーデス。狭く雑然とした重慶マンションとその周辺を舞台に5人がみせる束の間の恋。大きな物語を排除し、さまざまな笑いや切なさをワンシーンの威力に込めた新しいスタイルが楽しめる。
楽園の瑕(1994年、香港) 原題:東邪西毒/英題:Ashes of Time
金庸の著名な小説をもとに時間・愛・記憶をテーマにした、カタストローフに充ちた時代劇。恋情だけで人を切り倒す剣士たちのチャンバラや秘技も見物だが、ナレーションやキャストたちの独白シーンがとても引き締まっていて散文的に仕上がっている。
天使の涙(1995年、香港) 原題:堕落天使/英題:Fallen Angels
大都市に潜む殺し屋とオナニスト。同じ大都市ではしゃぎ回る無口な男と失恋女たち。5人それぞれをカップルにした退廃感漂うオムニバス的な恋物語。二人ずつの組合わせによって、多彩だがせつない恋模様が展開されている。
ブエノスアイレス(1997年、香港) 原題:春光乍洩/英題:Happy Together
初の本格的な海外ロケ。街の風景と人の心、男と男、先輩・後輩、息子と父、それぞれが引き合い反発し合う寓意(アレゴリー)の映像美が見物。イグアスの滝やエクレルール灯台の風景、軽快なアルゼンチン・タンゴなどが贅沢に披露されている。
花様年華(2000年、香港) 原題:花樣年華/英題:In the Mood for Love
クローズアップの手法と音の配置によって官能の気配を存分に出した作品。互いに歩み寄る二人がほとんど触れることなく恋情を極大限にまで引き延ばし、禁欲的に着られたスーツとチャイナドレスを伝って臭覚にまでエロスが忍び寄る。
2046(2004年、香港・中国・フランス・ドイツ・日本) 原題:2046/英題:2046
官能的な映像美と現実感覚を呼び覚ます音とが共鳴する長編ラブロマンス。ゆったりした場面展開と中華圏映画のトップスターたちによる重層化された恋物語のなかで、時間・愛・記憶の関係が繰り返し問われる哲学的にも重要な作品。

